シルクマスク販売予定について
国内でのマスク流通量
ここ数年マスクと言えば箱で買うタイプの不織布製マスクが流通の主流でした。
実際に、一般社団法人日本衛生材料工業連合会のマスク統計データーによると
単位:億枚
2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | |
輸入 | 5.4 | 23.9 | 30.3 | 33.7 | 39.3 | 38.8 | 43.6 | 44.3 |
国内生産 | 3.0 | 4.8 | 8.2 | 5.8 | 9.7 | 10.3 | 9.4 | 11.1 |
国産マスクの生産量は10億枚前後で頭打ちになっているが、輸入品は2012年以降驚異的な伸びを示しています。
輸入マスクのほとんどは不織布製の使い捨て型マスクだと私は推測しています。
2015年以降は国内流通量の約20%だけが国産品という状況になっています。
(2019年以降のデーターはまだ開示されていない。2020/4/13現在)
2019年末頃、中国武漢から始まった武漢肺炎が今や世界的パンデミックを起こしており、多くの人間の命を奪っている。日本はバブル以降多くの工業製品の生産をコストの安い中国に頼るようになってしまっているので、1億国民の健康と安全を守るための衛生用品を急に国産に切り替えようとしてもかなり難しい状態になっている。
やはり、国民の生命と安全を守るための物資は国内生産基盤を維持するようにしないとこれからはまずいと思います。
シルクのマスクを試作
弊社にも生地は有るので、主力商品のシルク生地を使ったマスクを作ってみようと四苦八苦すること約2週間、漸くプロトタイプとなりうるプリーツタイプのシルクマスクが出来ました。
表はシルク生地なので軽量です。裏は綿100%ブロードの予定。
このシルク生地は綿ガーゼに比べれば経糸と緯糸の密度が遥かに高いのですが、
あくまでも自分の飛沫を遠くに飛ばさない目的で使用するための家庭用マスクとして作っています。
日本衛生材料工業連合会の安全衛生自主基準に沿って作っている物ではありません。
このシャンパンベージュ色のシルク生地には実は抗菌加工がしてあります。
抗菌とは、細菌の増殖を抑制することであり、細菌を死滅させるものではありません。
抗菌加工をしたからと言って、肺炎ウイルスに対して効果があるかと言えば、
残念ながら有りません。
ウイルスと、細菌は違うからです。
抗ウイルス加工も有りますが、薬剤が強く人間の皮膚に炎症を起こすかもしれないので皮膚と直接触れる恐れがあるものには、弊社は使わない事にしています。
マスク量産の打合せ
明日(4/14)、打合せします。
ただ現在判っている事は、マスク専用の白いゴムの入手が出来ないと言う事です。
ですからさしあたりは黒いゴムを使ったマスクを作る事になります。
販売の準備が出来ましたら、またお知らせします。
現在の予定
販売価格 1900円(税込)以内&メール便なら送料無料にします。
販売開始 4月29日頃
138°E TEXTILE|山梨県発のオリジナルストール、マフラー
138°E TEXTILEは山梨県東部に位置する織物産地、西桂町にあります。
工場には日本国内では希少な旧式のフライシャトル織機があり、
ネクタイ、マフラー、ストールを中心にオリジナル商品の製作、
有名ブランドのOEMなど幅広く生産しております。
シャトル織機はジーンズで有名な「赤耳付き」と同じ「耳」ができるのが特徴です。
商号 | 有限会社デルタプロジェクト |
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住所 | 〒403-0022 山梨県南都留郡西桂町小沼1784 |
電話番号 | 0555-25-2707 |
営業時間 | 平日09:00~18:00 定休日:土・日・祝祭日、年末年始、夏季休業 |
代表者名 | 小林 剛 (コバヤシ タケシ) |
info@138tex.com |